タイヤはなぜ黒いの?


タイヤが真っ黒になった理由とは?

どんなにおしゃれな高級車でも、最新の電気自動車でも、タイヤだけは決まって「真っ黒」です。

同じゴム製品でも、ゴム風船や輪ゴムなどは赤や黄色、青などバラエティ豊かです。なぜ?調べてみて分かった機能や技術をご紹介します。

実は、タイヤの原料であるゴムそのものはもともと白っぽい色をしています。それなのになぜ、あえて真っ黒にしている理由、それは「カーボンブラック」と呼ばれる、黒い炭素の微粒子を混ぜているからです。ゴムにこの炭の粉を配合することで、タイヤの性能は飛躍的に向上するようです。

最も大きな役割は、タイヤの強度と「耐摩耗性(すり減りにくさ)」を高めることです。ただのゴムだけでは、何トンもあるクルマの重さを支えたり、高速で回転しながらアスファルトと激しくこすれたりする過酷な使用には耐えられません。

カーボンブラックを混ぜることで、初めて車両の重量を支えつつ、長く安全に走れるタイヤになるんですね。

また、カーボンブラックには日光などの紫外線を吸収して、ゴムが劣化するのを抑える役割もあります。屋外で日光を浴び続けるタイヤの寿命を延ばす、いわば“日焼け止め”のような効果です。

さらに、カーボンブラックを配合することでタイヤにある程度の導電性(電気を通す性質)を持たせ、走行中に発生する静電気を路面へ逃がしやすくする狙いもあります。タイヤの黒さは、単なる色ではなく、私たちの安全を守るための重要な“機能”そのものといえるでしょう。

今回はタイヤのトリビアをご紹介しました。